<中日3-2阪神>◇2日◇甲子園
念願のデビュー登板を果たした阪神下村海翔投手(24)は惜しくも白星をつかめなかった。2-0の5回に2失点で追いつかれ、この回限りで降板した。
ただ、なお続く1死満塁のピンチで勝ち越しは許さず、延長11回までもつれ込む大接戦につなげた。
バッテリーを組んだ坂本誠志郎捕手(32)は力投をたたえた。
「もちろん勝ち投手の権利もよぎったりしただろうし。でも、あの場面で追い越されないピッチングというか、満塁になったところで、ちょっと顔つきも、マウンドでの雰囲気も変わった。やっぱり強い気持ちを持っているのが見えた。初登板と思えないし、ああいう場面でも自分の球をしっかり投げられるのは大事なこと。最初の登板としてはすごくいい、中身のあるピッチングをしてくれたと思います」
登板前には「下村っていうピッチャーがどうやって投げるか、自分のやってきたこと、やっていることをそのまま出してくれたらいい」と伝えたという。その通り、力のある速球とスライダーを制球よく決めて4回までは2安打無失点。及第点の初マウンドだった。