阪神は3日、神宮僚介投手(23)と支配下選手契約を締結すると発表した。背番号は127から95に変わる。契約金1000万円、年俸420万円(ともに推定)。
群馬県出身で桐生第一、東農大北海道オホーツクを経て25年育成ドラフト1位で阪神入り。右サイドからの力強い速球とスライダーを武器に、2軍で15試合に救援登板して防御率2・13の成績を残した。6月には1軍練習にも参加するなど、準備を整えてきた。
この日昼に朗報を受け、会見に臨んだ神宮は「お話をいただいた時はびっくりしました。まさか、と思ったので。少しずつ実感が湧いてきた感じです」と照れ笑いを浮かべた。
キャンプ前にコンディションを崩し、初のキャンプは別メニューで過ごした。メンタル的にも厳しかったが。大学3年時には右肘のトミー・ジョン手術を受け、4年秋に復活した経験があった。
「やっぱり野球ができないつらさがあった。忍耐力と精神力ですかね。そこが強くなったなと思います。同期の人らが試合に出ていたりして、もどかしさというか、本当に何やってんだろうなと落ち込んでしまう時もあった。そこをぐっと踏ん張ってやってきて、よかったなと思います」と、かみしめた。
阪神は石井大智投手(28)の左アキレス腱(けん)断裂を発端として、ブルペンの陣容が整わずにいる。外国人は左腕のアンダーソン・セベリーノ(31=メッツ3A)の獲得を発表したばかり。リリーバーの積極補強を進めている。
神宮は持ち味について「右のサイドからの速球とスライダー、あとはインコースを突く投球。各球団の右の強打者全員を抑えたい」とアピールした。
支配下選手は69人となり、残り1人になった。
◆神宮僚介(じんぐう・りょうすけ)2003年(平15)5月27日生まれ、群馬県吉岡町出身。小3から吉岡ジュニアファイターズで野球を始め、吉岡中をへて桐生第一へ。3年時は主将を務めたが甲子園出場なし。東農大北海道オホーツクで全国大学選手権、明治神宮大会に出場。大学3年の7月に右肘トミー・ジョン手術。復帰した4年秋にリーグ最高殊勲選手に選出。25年育成ドラフト1位で阪神入団。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。