【西武】失点即6連敗の延長11、12回に豆田泰志の「豆直球」さく裂 2回無失点で信頼高める

オリックス対西武 11回から登板の西武豆田泰志(2026年7月3日)

<オリックス4-4西武>◇3日◇ほっともっとフィールド神戸

5時間14分のロングランの末、西武はオリックスと引き分けた。ただ5連敗中ということもあり「負けなかった」事実も大きい。

延長11回と12回、プロ6年目の豆田泰志投手(23)が無失点リリーフで切り抜けた。西口文也監督(53)も「(先発の高橋)光成以降の中継ぎ陣が全員踏ん張ってくれた」とその働きぶりをたたえた。

いわゆる「勝ちパターン」には入れていないから、チームの好調時は出番が少なかった。負けが込んでいる最近、皮肉にも登板が増えている。しかしここで信頼を勝ち得れば、ブルペン内での序列は少しずつ上がっていく。

「最近、キャッチボールの時でもキャッチャーの方から『いい球来てるよ』って言っていただけて。自分の感覚もすごくいいです」

言葉通り、たまに変化球をはさむ以外は、ほとんどを直球で押した。例えば11回2死、中川に対して3-0から1球ストライクを取り、次は高確率で直球という場面で、タイミングを合わせてきた中川から150キロで空振りを奪った。

延長12回も先頭に四球を許したが、1死二塁から宗の初球にどろんとしたカーブを投げて打ち損じさせた技術も、落ち着いていた証拠。「連敗中の重圧とかも考えてしまえばあるんですけど、でもマウンドではいつも通り。打者を抑えることに集中して」。

6月22日の楽天戦(東京ドーム)。先発が早く降板し、投手9人を要して4時間38分の末に延長12回2死からサヨナラ負け。そこから黒星連鎖が続いた。

この日も同様で投手8人を要し、今季パ・リーグ最長の5時間14分。ここでまた延長12回2死から負けたら-。そんな不安も断ち切り、縦変化50センチ超。“豆直球”がうなりを上げた。【金子真仁】

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