昨秋ドラフトでソフトバンクが1位指名した米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)が5日、自身の進路について語った。
岩手・JALスタジアム花巻で行った「故郷交流イベント『佐々木麟太郎と話そう。スポーツと勉強のこと。』」に出席。日本時間7月12日、13日に、指名される可能性のあるMLBドラフトを控えており、「自分自身のアメリカでの評価もまもなく見えてくるので、それを元に最後は家族とも話して。最終的には自分自身で責任を持って判断したい」と話した。
日本には6月29日に一時帰国しており、岩手への帰省はお正月以来。7月2日には福岡県筑後市のファーム施設を訪れ、選手寮、メイン球場のタマホームスタジアム筑後、サブ球場、室内の動作解析班の部屋、最新の打撃練習マシン「トラジェクトアーク」、ブルペンなどを時間をかけて見学した。球団からは背番号「1」を提示されたほか、孫正義オーナーからのビデオメッセージ、城島健司CBOら球団幹部と約3時間の対話も行った。返答期限の7月末までに決断を下す見込みだ。
佐々木はソフトバンクの施設について「今まで見たことがないような素晴らしい施設だった」とし「環境やチームの組織、歴史に関しても、またファンの皆さんも含めてやっぱり素晴らしい方々なので。非常に強い、素晴らしいチームだったんじゃないかなという第一印象でした」と振り返った。
メジャーでは母校花巻東の先輩である菊池雄星投手、大谷翔平投手らも活躍している。2人にも進路について助言を受けたといい「やっぱり進路はもう自分で、やっぱり自分がやりたいような、どのような道を歩歩みたいかっていう中で決めるべきなんじゃないかなという風にはお話いただいたので。やっぱり自分自身が決めるとこなんじゃないかなという風に思います」と力を込めた。
MLBドラフトについては「楽しみです。自分自身がこの今までやってきた結果としてどういう評価をいただけるのか。一方でやっぱり緊張するところであったり、不安に思うところもあるので。人と違うシチュエーションですので、いろんな複雑な思いを抱えながら迎える形にはなります。それも含めて、自分自身で覚悟して選んだ道ですし、受け入れなきゃいけないと思っていますし、しっかり向き合って考えなきゃいけない時間だと思っているので。だいぶちょっと緊張しているところはあるかなと思います」と心境を明かしていた。
この日は小・中学生約60人を相手に学生時代に励んでいた勉強やスポーツへの取り組みや考え方などを語った。しばらくは岩手を中心に国内でトレーニングを行っていくといい、イベントではフリー打撃も披露。母校花巻東の生徒が外野スタンドに球拾いで構える中で柵越えを連発し、場外にもたたき込むと「うおー!」「すげー!」と子どもたちから大歓声を浴びた。
MLB選手の代理人経験も豊富な佐々木のアドバイザーを務めるブライアン氏も同行しており、MLBドラフト時の入団条件などは「ない」とし「最後は本人の望むところが重要。素晴らしい人間性も持っているし、ベストな判断をしてもらいたい」と述べた。