<中日0-1巨人>◇5日◇バンテリンドーム
巨人が接戦を制し、首位を守った。直近6試合全てで3得点以下と苦しむ打線を救ったのは、高卒5年目の若武者だった。
2回2死、笹原操希外野手(22)が中日金丸の直球を迷わず振り抜いた。打球は右翼席へ飛び込む決勝ソロ。待望のプロ初アーチで唯一の得点をもたらした。21年育成ドラフト4位で入団し、昨季支配下登録。プロ初安打もマークしたが、わずか13試合の出場でオフに育成契約に戻った。今季は3軍スタートもバットでアピールし、6月25日に再び支配下契約を勝ち取った。苦労人の大きな1発に、橋上秀樹監督代行(60)は「ハングリーだと思いますし、この場に立てる喜びは他の選手以上に感じるかもしれない。(感覚を)つかみかけているものですから、その気持ちを忘れないでもらいたい」と今後に期待を寄せた。
投げては、井上温大投手(25)が5回までゼロを並べる快投。1点リードの6回2死満塁のピンチで石川昂をフォークで空振り三振に斬り、雄たけびを上げた。7回3安打無失点でチームトップの7勝目。指揮官は「(6回は)彼の成長を感じた。さらに上を目指して頑張ってもらいたい」と目を細めた。
6試合連続1点差ゲームとしびれる展開が続くなか、同一カード3連敗を阻止。嫌な流れを断ち切り、7日から首位を争う阪神との3連戦(東京ドーム)に臨む。