【とっておきメモ】DeNA深沢鳳介は「気持ちで会話できる選手」恩師・持丸監督がエール

ヤクルト対DeNA 初勝利し笑顔を見せるDeNA深沢鳳介(撮影・鈴木正人)

DeNAがヤクルトに競り勝った。4月17~19日の広島戦(マツダスタジアム)以来、今季2度目の同一カード3連勝。約2ケ月ぶりの3連勝となった。先発の深沢鳳介投手(22)が5回2安打無失点でプロ初勝利を挙げた。

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DeNA深沢は「気持ちで会話できる選手」だ。専大松戸時代の恩師・持丸修一監督(78)はそう語る。「言葉よりも、気持ちや行動。表面上の言葉で取り繕うようなことをしない」と、人間性にほれ込む。

4月7日の中日戦で1軍デビュー。その日を含めて3試合に登板したが、いずれも5回を投げきることができなかった。持丸監督は「『もう1回投げたい』って悔しさがにじみ出てるよね。『ここまでで、ごめんなさい』っていう顔をしてる」と、その姿を画面越しで見ていた。

プロ初登板は4回1失点だった。初白星とはならなかったが降板直後に味方が4点を奪い逆転。ベンチで手をたたいて喜んだ。試合後には「チームが勝つことが一番なので」と笑顔。偽りのない言葉を並べた。

恩師は「野球選手としては珍しいタイプ。勝ち星がほしいとかじゃなくて、いままで4回で終わってるのをチームのために5回まで投げたいって思ってるんじゃないの?」と分析する。本人も自身の勝利よりも、チームの勝利へのこだわりをたびたび口にしてきた右腕。4度目の正直で初白星を挙げ、チームの3連勝にも大きく貢献した。

「やっと勝てたな。ここからが出発点なんだよ。負けてるうちは修行の場で。勝った時に『おごれるもの久しからず』で、有頂天になるんじゃなくて、そこからが出発。そこを原点に。自分が悪かった時のことを普通だと思って練習しないと、それ以上の成長はないよ」

大きな一歩目を踏み出した教え子へ-。さらなる成長を願って、厳しくも温かいエールを送った。【山本佳央】

◆深沢鳳介(ふかざわ・おうすけ)2003年(平15)11月5日、東京都生まれ。専大松戸では3年春夏に2季連続で甲子園出場。21年ドラフト5位でDeNA入り。24年3月にトミー・ジョン手術を受け、同年11月に育成契約。25年6月に実戦復帰。同年11月に支配下復帰を果たした。26年4月7日中日戦でプロ初登板初先発。177センチ、80キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸500万円。

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