【巨人】大逆転劇で「伝統の一戦」初戦制す 7回に代打坂本勇人が逆転の3点適時二塁打

巨人対阪神 7回裏巨人2死満塁、中越えに3点適時二塁打を放つ坂本勇人(撮影・たえ見朱実)

<巨人4-3阪神>◇7日◇東京ドーム

巨人が大逆転劇で同率首位で迎えた「伝統の一戦」初戦を制した。

主役は坂本勇人内野手(37)だった。2点を追う7回2死満塁に代打で登場。開幕から10連勝中の阪神高橋の初球、内角低めツーシームに迷うことなくスイングをかけた。鋭い当たりで左中間を破る逆転の3点適時二塁打。一振りで試合をひっくり返した。東京ドームは興奮のるつぼと化した。

投手陣は5回まで無安打投球を続けていた戸郷翔征投手(26)が予期せぬ事態に見舞われた。1点リードの5回2死で迎えた打席で三ゴロを放つと、一塁へ全力疾走。アウト判定でベースを駆け抜けた後、顔をゆがめ左足を引きずった。ベンチに下がり、1点リードの6回から2番手船迫大雅投手(29)への投手交代が告げられた。

流れが変わった。1死から高寺にチーム初安打となる中前打を浴びると、続く中野に四球で1死一、二塁に。2死として3番手に高梨雄平投手(33)を投入。4番佐藤に対したが、左中間への2点適時二塁打を許して逆転された。

さらに7回に前川の4号ソロで追加点を許し、敗戦ムードも漂う中での7回裏の攻撃だった。チーム最年長の背番号6が窮地を救った。流れをつかみ返し、8回には大勢投手(27)が登板。無死一、二塁のピンチから森下、佐藤、大山を抑えて、力強く拳を握った。

阪神との直接対決で5勝7敗とし、3連戦の残り2戦で5分に持ち込む勢いを得た。価値ある、大きな1勝になった。