【球宴】高橋遥人には見せたい姿がある「頑張ろうって思った。そういう繰り返し」初出場で熱い思い

選手間投票でオールスターに初選出された阪神高橋遥人(撮影・前田充)

日本野球機構(NPB)は9日、マイナビオールスターゲーム2026(7月28日=東京ドーム、同29日=富山)の選手間投票結果を発表し、阪神高橋遥人投手(30)の球宴初出場が決まった。開幕10連勝を記録した“無双左腕”が9年目でスターの仲間入り。第2戦富山は能登半島地震の復興支援大会として開催される。度重なる故障で周囲に励まされてきた左腕が、今度は自身の投球で被災地を勇気づけることを誓った。阪神からは他に坂本誠志郎捕手(32)、大山悠輔内野手(31)、中野拓夢内野手(30)、佐藤輝明内野手(27)、森下翔太外野手(25)が選ばれた。

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9年目での初選出に高橋は「選手から選んでもらってうれしいです」と笑顔だった。支持された要因を問われると「成績は自分だけでは作れない。点を取ってもらって、リードを守ってもらって成績を作ってもらっている。それが選ばれた要因かなと思います」と周囲に感謝。いつもの試合後と同じように謙虚だった。

今年の球宴は高橋ならではの思いもある。第2戦の富山は令和6年能登半島地震の復興支援大会として開催される。約5年で左肩、左ひじ、左前腕と商売道具に計5度もメスを入れた左腕は「ちょっと全然レベルが違うんすけど」と前置きして熱弁した。

「ずっとけがをしていた。野球だけじゃなく、もっというとスポーツだけじゃなくて一生懸命にやっている人を見て自分も頑張ろうって思った。くじけてはまたそういう姿を見てまた頑張ろう、と。そういう繰り返しだった。自分もそうやって希望や頑張る活力になれるようなプレーをしたいので、思いきり1球1球を投げたいと思います」

今季は無傷10連勝など10勝1敗、防御率1・57。月間MVPは3カ月連続で獲得した。心の支えになった人間の「一生懸命」を今度は自分が体現する。【只松憲】