<巨人2-10阪神>◇9日◇東京ドーム
阪神がついに単独首位に立った。敵地の「伝統の一戦」で連勝を飾り、同率首位で並んでいた巨人を抜いて1ゲーム差。6月28日広島戦以来の2ケタ得点で、ライバルを圧倒した。
打線に火を付けたのは、絶好調の前川右京外野手(23)だった。1点を追う2回1死一塁。巨人則本の146キロ直球を振り抜き、右中間スタンドへ確信の1発。「打った瞬間行くかなと思ったので、ホームランになって良かったです」。プロ5年目でキャリアハイとなる5号2ランは、今季初めてのV打となった。
3日広島戦から5戦連続で「6番左翼」でスタメン。同戦から3試合連続本塁打、ここ5戦で4発と勢いが止まらない。「本当にコツコツと。1打席1打席頑張ります」。今季は開幕2軍スタート。福島、高寺、立石と左翼を争うライバルに負けず、地に足つけてチャンスをものにした。
この日の先発は、智弁学園の3学年上の伊原。自ら援護し「伊原さんが勝てて良かったです」と喜んだ。「本当にすごいバッターたちがいっぱいいるので、負けずに頑張りたいと思います」。強力クリーンアップに劣らぬ打力が、7月戦線で輝きを放っている。【磯綾乃】
▼阪神が2回から5イニング続けて得点をマークした。阪神の5イニング連続得点は21年5月4日ヤクルト戦の5~9回以来。巨人戦に限れば、57年5月2日の5~9回、61年5月13日の1~5回、13年5月6日の3~7回に次いで4度目のタイ記録。