<阪神1-2ヤクルト>◇10日◇甲子園
阪神下村海翔投手(24)は6回2失点(自責1)の力投も、プロ初黒星を喫した。
初登板だった2日の中日戦(甲子園)から中7日。4回まで2安打無四球と、初勝利へ好スタートを切った。「前回に比べて(打者に)向かっていけた部分はあると思う」。最速151キロの直球とカットボールを軸に、ヤクルト打線を手玉に取った。
だが、1-0の5回、三塁佐藤と遊撃熊谷の失策が絡み1死二、三塁。ここでヤクルト山野辺の打球は遊撃正面へ。熊谷の本塁送球は一度はアウト判定も、リクエストでセーフに覆った。記録は野選で不運な失点。それでも後続を打ち取り、最少失点で切り抜けた。
続く1-1の6回2死。ヤクルト赤羽への2球目、カットボールを左翼スタンドへ運ばれた。「もったいなかった。気を抜いていたわけじゃないけど、少し抜けたところをホームランにされたので悔いが残る」。勝ち越しを許すプロ初被弾に顔をしかめた。
「前回も5回で、今回も5回、6回で、点を取られているので、そこは今後に向けての課題。次に向けて頑張りたい」
23年のドラフト1位は入団直後に右ひじのトミー・ジョン手術を受け、約2年3カ月のリハビリ。2日の中日戦(甲子園)で5回2失点とデビューを果たしていた。前回に続き、この日も“魔の5回”に。それでも1軍マウンドで着実に経験を積む背番号19。次こそ三度目の正直で初勝利をつかむ。【村松万里子】
阪神津田(1-2の7回に登板して無失点)「絶対に点はやれない場面。ピンチにはなったけどゼロで抑えられたのはよかった。落ち着いて投げられた」