【とっておきメモ】中日涌井秀章 偉業に敵味方関係なく祝福の声があふれた理由

中日対広島 涌井秀章(右)はヒーローインタビューを終え観客とタッチを交わす(撮影・森本幸一)

<中日8-1広島>◇11日◇バンテリンドーム

また一つ、球史にその名を刻んだ。中日涌井秀章投手(40)が6回1失点で今季初勝利。史上6人目の22年連続勝利をつかんだ。プロ1年目からは石川(ヤクルト=24年)、米田(近鉄=22年)に次ぐ3人目の快挙。高卒新人に限れば米田に並んで最長となった。

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中日涌井は、プロ22年目のシーズン開幕を2軍で迎えた。ファーム調整中、自身のコンディション調整、1軍昇格への結果を求めながらも、若手の成長にも尽力した。5月23日のファーム・リーグのDeNA戦では、プロ5年目の味谷とバッテリーを組み、1回は速球主体の投球で3失点。2回以降は変化球を交えながら、6回4失点でまとめたが、サイン通りに投げた結果だった。

「一生懸命考えてやってくれてますし、これからのドラゴンズを考えれば、彼らが頑張ってくれないといけないですから」

自身の結果を求めることだけを考えれば、初回から投球術を駆使しながら、抑えることも1つの方法だったが、後輩捕手に経験を積ませることも考えながら投げた。クールに見えるが、情に厚く、周囲へのサポートを惜しまず、伸び悩む選手がいれば、自身のトレーナーも紹介する。「何もしてませんよ」と口を閉ざすが、22年連続勝利を達成した後、敵、味方に関係なく、祝福の声があふれたのは必然だった。【久保賢吾】

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