【阪神】衝撃の8回…工藤泰成の好投で藤川監督が力説したこと「ガタガタいかないチームを」

阪神対ヤクルト ヤクルトに勝利した阪神藤川球児監督(右)はサヨナラ生還した近本光司と握手をかわす(撮影・上山淳一)

<阪神2-1ヤクルト>◇11日◇甲子園

阪神が今季3度目のサヨナラ勝利で単独首位をキープした。2番手工藤泰成投手(24)は味方の失策が絡み無死満塁のピンチを背負ったが無失点。2死でヤクルト・サンタナへの初球に球団最速タイで日本人最速を更新する163キロを計測した。

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藤川監督は「ゾワゾワ」していたという。1-0の展開で8回に工藤を投入。「いわゆる覚せいといいますか、1つずつレベルアップをする時は非常に大きな壁が目の前にある」。今後、工藤がリリーフの軸になっていくための起用だった。

無死満塁から無失点。球団最速タイ163キロまで計測した。「こういう風にして乗り越えていくんだというのが見て取れたイニング」。球場ボルテージは最高潮だった。武者震いしたのは藤川監督だけではないはずだ。

常勝軍団をつくる過程には重要なイニングだったかもしれない。ピンチは三塁手佐藤の失策が絡んだ。藤川監督は「どれだけ努力していてもこういうレベルで野球をしていますから」と責めなかった。「何も考えることなくライトへ大きなホームランを打てばいい。プロらしく素晴らしい姿で日々やってくれていますよ」。重要なのは「味方の1つのミスでガタガタといかないチームを目指さなければいけない」と力説した。

パーフェクトを目指してもミスは起こる。それをもしのぐ投手力がリーグ連覇には不可欠だ。「工藤は救ったという風に見えるかもしれないですけど、逆にいうと工藤のチャンスになったわけで。そういう意味でいいきっかけになると思います」。阪神はまだまだ強くなる。【只松憲】

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