<DeNA3-4巨人>◇12日◇横浜
相性の良さは相変わらずだった。巨人井上温大投手(25)が得意にするDeNA打線を相手に6回5安打3失点と試合を作り、対DeNAは9連勝、今季5戦5勝とした。
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井上は嫌いなものがある。それは野菜だ。実家の食卓に並ぶのは、米と肉、魚料理ばかり。「食べても意味がないと思っていた」。高校時代は口にした記憶がなかった。
偏った食事をしてきたなか、巨人に入団。寮に入ると、周囲の選手のバランス良い食生活を目の当たりにした。「いい選手はみんな食べていた」。健康を維持する上での食事の重要性を学んだ。「負けられないし、それも仕事かなって。食べなかったからケガをしたとか、そうはなりたくない。やれることはやりたい」と考えを改め、箸を伸ばした。
寮を出た今も、意識は変わらない。自宅では、チームの栄養士から勧められた鍋を煮込む。決して得意になったわけではないが、工夫を凝らしながら野菜を摂取。「あれがあると、きれいに食べられるんですよ」。こだわりの「マロニー」を入れ、白菜やにんじんなどの野菜を残さずたいらげている。
今季は初登板からローテーションを守り、前半戦で早くもキャリアハイに並ぶ8勝目。「1年間1軍にいたことがないので。まだまだこれからです」。苦手な野菜を源に、健康体でシーズンを駆け抜ける。【北村健龍】