<中日1-3阪神>◇16日◇バンテリンドーム
阪神佐藤輝明内野手(27)が逆転の21号2ランを放ち、首位を守った。1点を追った7回無死一塁。そこまで無安打無得点投球を続けていた中日柳裕也投手(32)の初球チェンジアップを捉え、右中間スタンドにたたき込んだ。主砲の一撃で、チームは3カード連続勝ち越しを決めた。
まさに4番の仕事だった。難攻不落の右腕を、1球で仕留めた。「特に無安打とか気にしていなかったので、狙いを絞って行きました」。チームを救う逆転弾だった。
セ・リーグの首位打者も、柳には苦しめられていた。今季はここまで7打数1安打。プロ通算でも52打数12安打、2割3分1厘、打点4。本塁打はこの日が初めてだった。「やられているのは分かったので、そういう意味でも良かったです」。柳を攻略した一方で、バンテリンドームではビジター最多6本塁打を積みあげた。
中盤までの打線の沈黙を振り返り、藤川監督も「ピッチングのうまさにやられている感じがありましたけど、やっぱり、佐藤がね、しっかりとそれをたたいてくれましたね」と目を細めた。一振りで勝利を引き寄せた。まさに佐藤ならではの力業だった。【堀まどか】
▼阪神佐藤が7回に今季21号。佐藤の4番本塁打数は21年2本、22年13本、24年5本、25年35本、26年20本(23年は4番出場なし)。通算75本となり、阪神の4番打者では大山と並ぶ歴代5位となった。なお、阪神の4番が2連続20本以上は04~09年金本(6年連続)以来。
▼この日の1発は中日の柳から。柳とは試合前まで59打席対戦し52打数12安打、4打点の打率2割3分1厘。佐藤が40打席以上対戦して本塁打0は山崎(巨人=41打席)と柳の2人だけだった。天敵の柳から62打席目で初めて本塁打をマークした。