野球日本代表「侍ジャパン」の次期監督に、元ロッテ監督の井口資仁氏(51)の就任が大筋で合意に達したことが17日分かった。近く正式発表される見通し。5月末に契約満了で退任した井端弘和前監督の後任となる。
日本野球機構(NPB)は「侍ジャパンの次期監督人事につきましては、現在選考の途中であり、現段階ではコメントは差し控えます。正式に決まり次第、速やかに公表いたします」とコメントした。
次期監督の選考にあたり、NPB関係者は監督像として「MLBを経験していること」「国際大会を経験していること」「データに強いこと」などの条件を挙げていた。井口氏は現役時代、ダイエー、ロッテで3度の日本一を経験している。05年にはMLBホワイトソックスでワールドシリーズ制覇するなど実績も十分だ。指導者としても18年からロッテ監督を務め、データを駆使した戦略を推し進めた。まさにこの条件すべてに合致する適任者といえる。
井口氏は6月14日に都内で行われたイベントに出席した際、次期監督の最有力候補に挙がっていることについて言及。「まだ何も連絡はきていない。もしオファーがあれば、責任の重い仕事ではあるが興味はある」と話していた。厳しい局面に立ち向かう覚悟と、交渉が最終合意に向けて大詰めを迎えていることを示唆していた。
侍ジャパンは今後、11月に開催されるアジアプロ野球チャンピオンシップが控える。28年ロス五輪へ向けた本格的な戦いは27年からスタート。同年10月にはアジア選手権(上位2カ国に五輪予選への出場枠が与えられる)が行われ、同11月には五輪予選を兼ねたプレミア12が開催される。ここでアジア最上位国となれば五輪出場権を獲得。逃した場合は、28年3月までに開催される世界最終予選へ回る。ロス五輪の出場枠はわずか6。すでに開催国の米国、WBC王者のベネズエラ、4強のドミニカ共和国が出場を確定させており、日本はプレミア12での突破が至上命令となる。