【巨人】坂本勇人、300本塁打祝う特注バットの贈呈式あった試合で300号以来のサヨナラ弾

巨人対中日 9回裏2死一、二塁、坂本勇人はサヨナラ3点本塁打を放ち笑顔でポーズ(撮影・浅見桂子)

<巨人4-1中日>◇17日◇東京ドーム

巨人が今季3度目のサヨナラ勝ちを決めた。坂本勇人内野手(37)が1-1の9回2死一、二塁で、4号サヨナラ3ランを左翼席に運んだ。

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「これ、打てるんですか?」。漆塗りの光沢のあるバットを手にした坂本は少年のような笑みを浮かべていた。試合前のこと。アドバイザリー契約を結ぶSSK社から通算300本塁打を祝う特注バットが贈呈された。うれしそうに手に取り「20年間お世話になっているSSKさんのバットで節目のホームランを打てたことをうれしく思います」と感謝を込めた。

漆バットは運命的だった。同社は昨シーズン終了後から記念バットの制作を計画し、国内屈指の漆器の産地と知られる福井・鯖江市の山内うるし工芸でつくることを予定していた。すると福井の地でまさかの通算300号を達成。今季唯一の福井開催でのアーチに、同社の担当者らも驚きを隠せなかったという。

不思議な縁には続きがあった。贈呈式のあったこの日の試合で、同点の9回2死一、二塁から、左翼席へサヨナラ3ラン。通算300号を放った福井以来のサヨナラ弾に「いやーうれしいですね。一番うれしい瞬間なんじゃないんですか」とかみしめた。

勝負強い一打が光る今季。ここ一番での大歓声が集中力をブーストさせる。「球場の雰囲気は敏感に感じていますし、背中を押してくれてるなと感じます」。塗り重ねられて輝きを増す漆のように、プロで積み重ねてきた20年が生んだ一打だった。【小早川宗一郎】

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