【阪神】大山悠輔への死球で激しいもみ合い 藤川監督、新井監督の柔軟態度で大乱闘は回避

広島杯阪神 8回表阪神2死二塁、死球の大山悠輔を迎える藤川球児監督(左)と気遣う新井貴浩監督(中央)(撮影・加藤孝規)

<広島2-4阪神>◇19日◇マツダスタジアム

スタジアムに阪神大山悠輔内野手(31)の「うわ~!」という叫び声が響いた。

8回、佐藤輝明内野手(27)の2点二塁打で勝ち越した直後。大山は左腕テイラー・ハーン投手(31)の154キロをもろに体に食らった。

すぐに両軍ベンチが空になりグラウンドで選手、コーチらが入り乱れた。森下翔太内野手(25)らが興奮気味に広島サイドに詰め寄った。

藤川球児監督(45)は先陣を切るようにグラウンドに出てきた。ただ、広島新井貴浩監督(49)が場を収めようと、大きなジェスチャーで明確な謝意を示しながら出てきたことで、藤川監督も応じた。

しばらくもみ合いは続いたが、それ以上ヒートアップすることはなかった。広島はそのタイミングで迅速にハーンの交代も告げていた。

最後には両監督が互いの肩に触れながら、理解し合った。新井監督は一時ベンチに下がる大山の腰に手を当て、真摯(しんし)に謝罪した。大山は幸い大きなケガを負わず、プレーを続行した。

17日に阪神前川右京外野手(23)が死球を受けて右肩甲骨を骨折。4月の近本光司外野手(31)に続く死球による骨折で、阪神サイドは広島に対して過敏になっていた。新井監督がメディアを通じて謝罪するなどしたが18日も死球、内角攻めと、乱闘寸前のピリピリモード。その状況で迎えた3戦目だった。前日に佐藤の内角をえぐり、怒りを買っていたハーンが主力の大山に当てたことで、一気に感情が爆発した。

警告試合が宣告された。昨年も警告試合があった因縁カード。今回は両監督の意思表示と、意思疎通によって、大乱闘にはならなかった。

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