【とっておきメモ】阪神高寺望夢が折れない理由「ヤンチャで迷惑をかけた」出会った人たちが恩師

阪神対DeNA 11回裏阪神2死二塁、高寺望夢はサヨナラ適時二塁打を放ち歓喜する。奥は元山飛優(撮影・上山淳一)

<阪神2-1DeNA>◇21日◇甲子園

阪神が高寺望夢内野手(23)の初のサヨナラ打で熱戦をものにした。1-1の延長11回、2死二塁で中越えに会心の二塁打。蒸し熱いグラウンドでたっぷりと極上のシャワーを浴びた。サヨナラ勝ちは今季4度目。勝った巨人と首位タイで譲らなかった。

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高寺には心に決めたモチベーションがある。聞かれればいつも即答する。「それはもう、今までお世話になった人たちに、恩返ししたいということです。小さい頃からのチームの監督、コーチ、高校までの指導者の方々。学校の先生…」と、名前を挙げればキリがないほど。人生で携わった人、みんなが“恩師”だと思って、感謝している。

ワルだったわけではない。ただ中学時代は少しやんちゃだったと自己分析する。授業で騒いだり、ちょっと不真面目な言動をしたり。「迷惑かけたので…。大変な生徒だったと思いますよ」。あるとき、中学の担任で野球部の顧問でもある先生に諭された。「野球でもっと上に行きたいなら、学校や私生活をちゃんとやった方がいいよ」。

もともとは素直な性格。年齢を重ねて、壁にぶち当たるたびに、言葉の重みを感じている。だから決して慢心することなく「野球道」に真摯に向き合っている。初サヨナラ打は6年間の努力の結晶だ。自身の記念打が藤川監督の46歳の誕生日祝いにもなったが、貴重なウイニングボールをもらえることになった。もちろん実家に贈って、大勢の人たちに喜んでもらうつもりだ。【柏原誠】

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