日本野球機構(NPB)は25日、野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務めることが発表された、ロッテ元監督で野球解説者の井口資仁氏(51)の就任記者会見を行った。
侍ジャパンは24年プレミア12で準優勝、26年WBCでベスト8。井口新監督は近年の戦いぶりについて、「日本の一番の良さはチーム力だと思っています。その中で勝つ、負けるというのは別として、課題、収穫があった大会だったと思います。その課題、収穫を次につなげるのも私の使命だと思いますので、しっかりそのあたりを次回大会に生かしていけたらと思います」と力を込めた。
侍ジャパンが再び世界一になるために重要、必要なこと、課題は「きょう監督に就任したばかりですから、そのあたりをヒアリングをしながら詰めていきたい。(大切なのは)代表チームですから日本らしい戦いがいかにできるかということだと思います。その中でデータだったり、いろんなことも含めて、しっかり準備を大切にしたいと思います」と考えを明かした。
5月末に井端弘和前監督(51)が、契約満了で退任した。次期監督の選考にあたり、NPB関係者は理想の監督像として「MLBを経験していること」「国際大会を経験していること」「データに強いこと」などを条件に挙げる中、18年から5年間ロッテで監督を務めた井口氏は、条件に合致する人物だった。
侍ジャパンでは初のメジャー経験者の監督が誕生した。ドジャース大谷翔平投手(32)も出場に意欲を見せる28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得へ向け、MLBにも太いパイプを持つ井口氏の存在は、大谷らメジャー組の招集交渉や編成面においても大きな力となる。
井口氏は、青学大時代の96年アトランタ五輪で銀メダルを獲得し、プロ入り後はダイエー、ロッテで3度の日本一を経験。MLBではホワイトソックスとフィリーズでワールドシリーズを制覇した。
11月に開催される予定のアジアプロ野球チャンピオンシップが初陣の予定。来年のプレミア12で五輪の出場権を勝ち取り、井口ジャパンで28年ロス五輪で悲願の金メダル獲得を目指す。