選手会がオーナーとの初会談 来季からのピッチクロック、ピッチコム、ABS導入を希望

会場入りする近藤健介選手会会長(中央)。左から松本剛副会長、1人おいて源田壮亮副会長(撮影・たえ見朱実)

NPB(日本プロフェッショナル野球機構)12球団のオーナーと「日本プロ野球選手会」が28日、初めて会談の場を持った。12球団の選手が集まるオールスターに合わせ、都内のホテルで執り行われた。選手はソフトバンク近藤健介会長(32)をはじめ、各球団の選手会長らが集結。30人が出席した。

04年に起きた「球界再編騒動」などでの対立の過去もある中、競技人口減少や米大リーグとの選手年俸差の拡大など、互いに危機感を抱く。野球振興くじの導入などを含めたプロ野球事業、裾野の拡大へ、連携を深めていくために、両者が一堂に会した。

会談後に会見に臨んだ選手会の近藤会長は、選手側は来年のピッチクロック、ピッチコム、ABS(自動ボール、ストライク判定システム)導入を目指していくことを明言。米大リーグ、国際大会で整備されるシステムに合わせるように、オーナー側へ要望を伝えたという。「個人的にも選手の負担を減らす部分でも良いことかなと思ってます」と述べた。

◆ピッチクロック 大リーグで今季から導入された投球時間を制限するルール。投手がボールを受け取ってから走者なしの場面で15秒以内、走者がいる場面で20秒以内に投球しなくてはいけない。違反の場合は1ボールが宣告される。打者は制限時間8秒前までに打席で構える。違反すると1ストライクが追加。また、けん制を制限なく行えるのは2度まで。3度目でアウトにできなければ、走者には進塁が与えられる。

◆ピッチコム 投手と捕手の間でサインを伝達するために使う電子機器。MLBでは22年から導入。

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