<マイナビオールスターゲーム2026:全パ7-8全セ>◇29日◇第2戦◇富山
史上初の快挙だ。「マイナビオールスターゲーム2026」第2戦(富山)で、全セの中日細川成也外野手(27)、阪神佐藤輝明内野手(27)がアベック弾を放った。試合前に「新型日産キックス ホームランダービー」の決勝戦で対戦した2人がそろい踏みの1発。ともに28日の第1戦(東京ドーム)でも本塁打を記録し、2戦連続アベック弾は全セ史上初めてだ。セ界を代表する左右の大砲が、富山のファンに圧巻のパワーを見せつけ、24年からの全セの連敗を4で止めた。
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衝撃の2者連続弾だった。佐藤の1発で、興奮冷めやらぬアルペンスタジアム。続く細川が西武高橋光の直球を捉えると、打球は左翼席へ一直線に飛び込んだ。「完璧だった。輝(佐藤)に続けて良かった」とダイヤモンドを回りながら、満足そうに笑みを浮かべた。
試合前はライバルとして火花を散らした。ホームランダービーでは、球界を代表するスラッガーたちを次々と撃破。決勝に進出すると待ち構えていたのは佐藤だ。先攻佐藤が2発で終えると、後攻の細川は45秒以上残し、3発目を左翼席へ。スタンドインを確信すると、両手をあげた。初の頂点に輝き「応援のおかげで打てました」と喜びがあふれた。
その後も勢いは止まらない。1点を追う6回1死一塁、オリックス椋木の直球を迷いなくフルスイング。無我夢中に仕留め、白球はバックスクリーンに直撃した。「びっくりしてます。どう打ったか覚えていない」と驚きながら、逆転のホームを踏んだ。
球宴2試合で3発。最後は決勝弾を放ち、自身初のMVPを受賞した。「(球宴を)ずっとテレビで見てきた側なので、こうやって野球ができて幸せ。後半戦もなんとか頑張りたい」。スターの共演で主役に躍り出た背番号55は、後半戦もアーチを量産する。【北村健龍】