甲子園で17年ぶり「早慶戦」11・28開催 慶大23年夏の甲子園Vメンバー凱旋、早大もスター集結

甲子園球場(2020年撮影)

早大、慶大両野球部は30日、今年11月28日午後1時から「オール早慶戦in甲子園」を甲子園球場で開催することを30日、発表した。

現役部員に社会人、OB選手2~3人を加えた混成チーム同士の対戦で、09年以来17年ぶりの甲子園開催となる。「早慶戦」は1929年の明治神宮国民体育大会での対戦を皮切りに100年以上の歴史を誇り、50年、94年、今年5月31日には「天覧試合」ともなった。東京6大学リーグを象徴する顔合わせで、多くの名勝負を生んできた。

今回は23年夏の甲子園大会を107年ぶりに制した慶応(神奈川)のメンバーで現在は慶大野球部に所属する部員たちが、聖地に凱旋。仙台育英(宮城)との決勝で先頭打者本塁打を放った丸田湊斗外野手(3年)、PL学園(大阪)の主砲だった父の清原和博氏に続いて親子2代の甲子園優勝を果たした清原勝児内野手(3年)、優勝に貢献した鈴木佳門投手(3年)らが再び甲子園のグラウンドに立つ。

一方、早大も甲子園のスターが集結。150キロ超の快速球を誇る仙台育英(宮城)出身の髙橋煌稀投手(3年)、横浜(神奈川)時代に明治神宮大会、25年センバツ制覇を経験した阿部葉太外野手(1年)、今春のリーグ戦首位打者の大阪桐蔭出身の徳丸快晴外野手(2年)らが名を連ねる。

始球式は、往年の名選手が対決。懐かしい早大のユニホーム姿で打席に立つのは、第68代主将で、阪神を23年に2度目の日本一に導いた前監督の岡田彰布氏だ。岡田氏は「大学4年生の春の早慶戦で劣勢の中、バックスクリーンに逆転3ランホームランを放ち、優勝できたことは今でもそのシーンが蘇ってきます」と思い出を語る。一方、マウンドに立つ慶大ОBで元大阪ガス野球部監督の藤田正樹氏は「大学4年生の秋、両校ともに全勝で迎えた早慶戦において、1点も取れず2連敗を喫してしまった悔しさは、忘れられません」と雪辱を期して早大の元主砲と対峙する。

両校の応援団、ブラスバンドもスタンドに陣取り「早慶戦」のムードで盛り上げる。また国内屈指の強豪、梅花学園の中学・高校・大学のチアリーディングチーム総勢120人も花を添える。11月28日午後1時のプレーボールで、雨天の場合は翌29日午後1時半から。チケットは8月1日午前10時からチケットぴあ特設サイトで発売開始。S指定席5000円(税込)、A指定席4000円(同)で、野球界のすそ野を広げる狙いで4歳から中学生までの野球少年・少女は1000円でチケットを販売する。