【中日】「宏斗があれだけの投球を…」井上監督は悪送球で同点に追いつかれた右腕をかばう

広島対中日 2回表中日1死一、三塁、高橋宏斗の先制のスクイズバントで生還した福永裕基を迎える井上一樹監督(撮影・加藤孝規)

<広島3-1中日>◇31日◇マツダスタジアム

中日は5位広島との直接対決に敗れ、5月9日以来83日ぶりとなる5位浮上を逃した。

井上監督は「先発の(高橋)宏斗があれだけの投球をしてくれた。ある意味虎の子1点みたいな感じで。守りに守る形で投手には重圧がかかるだろうし。序盤まったく安打が出ていなかったわけじゃないので、あと1本出ていれば、流れも変わったのかなと思います」と振り返った。

打線は2回、高橋宏斗投手(23)のセーフティースクイズで先制。しかし打線は広島先発床田から追加点を奪えず、1点リードのまま苦しい展開が続いた。

高橋宏は6回まで広島打線をクリーンヒット1本、四球1つに抑えるほぼ完璧な投球。だが7回、1死から連打を許し、一、三塁のピンチを招いた。佐々木の投ゴロでは三塁走者をけん制して一塁へ送球したが悪送球。三走の生還を許し、同点に追いつかれた。それでも二塁手・福永の好守などにも助けられ、後続を抑えて7回1失点(自責点0)で粘り、勝ち越しは許さなかった。

8回は2番手の橋本侑樹投手(28)が菊池にソロ本塁打を浴びるなど2失点。終盤に勝ち越しを許し、逆転負けとなった。

7回の同点につながった高橋宏の悪送球について、指揮官は「例えば3点4点リードがあった場面で、じゃあ宏斗がああいう焦りをしますかって言ったら、きっと焦らないだろうし。1点を死守するために、やはり宏斗も焦ったんだろうなと思います」と責めることなく、右腕をかばった。

一方、高橋宏は自身のプレーを悔やんだ。「状況判断は間違っていなかったですし、一塁に投げた選択も、三塁走者をけん制して、というのも間違っていなかったです。ただ暴投を投げている。本当に自分の暴投で今日は負けたのかなと思います」と振り返った。

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