<巨人6-0DeNA>◇31日◇東京ドーム
巨人橋上秀樹監督代行(60)が、松本剛外野手(32)の巨人加入後1号を大歓迎した。
1回1死、後半戦初打席、移籍後257打席目での初アーチをかけ、これが決勝打となった。DeNA平良のスライダーを捉えて左翼席へ運んだ通算15本目は、24年6月14日巨人戦(エスコン)以来777日ぶり。本人も「本塁打を打てるタイプじゃないので、打てないかなと思ってたんですけど。今日現地で見た方はいいことあると思います」とお立ち台でおどけていたが、指揮官の見立ては違った。
「もちろんね、長距離バッターではないですけど、しっかりしたポイントでたたければ十分にスタンドまで持って行けるだけのスイング力は持ってますので」。加入後に観察してきた結論だ。その上で、いまは主に2番を託してる。ゆえに「役割」を自認してもらっている部分が大きいことも理解している。
「どちらかというと、つなぎも含めたコンタクトというものに重きを置いていた感じはありましたので。今日あたりの力強さっていうのもさらに出てくると、攻撃の幅としては広がってくるかなと思います」。
1番の浦田俊輔内野手(23)とのコンビも深化してきているが、そこに強打の可能性が加わることは、描ける戦略が増えることにつながる。
もちろん、「松本らしさ」が基調にある。
「最後(8回)のね、スリーツーからのヒットエンドランですか。ああいったものがやはり、彼の一番の持ち味かなというふうに思いますので、ああいうところはすごい頼もしいなと思います」。
一塁に浦田を置いた8回の場面で、しっかりと右前に転がして、一、三塁をつくり、ダメ押し点を演出してみせた。
その1打の評価の上に、上積みとして考え得る2年ぶりの1発だった。