<西武4-1オリックス>◇1日◇ベルーナドーム
前日7月31日の敗戦で3位に転落したばかりの西武が、一夜明けたこの日はオリックスを破った。日本ハムと入れ替わりで、再び2位に浮上した。7回1死、蛭間拓哉外野手(25)が内野安打で出塁。続く林安可外野手(29)が左中間へ二塁打を放ち(送球間に三塁へ進塁)、蛭間が激走し同点のホームを踏んだ。
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蛭間は浦和学院を卒業してからもう8年になる。校歌は「ま、何となく」と覚えている。今夜は歌うのか。高校の同級生、この日大粒の汗を流しながら投げた渡辺勇太朗投手(25)に「ポール校歌」と命じられた。
8回、バントミスをしたからだ。高校時代はポール間走後、大声で校歌1番を歌うペナルティーがあった。エースは厳しい。もちろん本当は仲良し。「勇太朗の負けをなんとか消してあげたくて」。6回、内野安打で出塁すると、林安可の左中間二塁打で本塁まで駆け抜けた。大きめのストライドで必死。三塁は少しタイミングがずれたのか、端っこに触れた。相手ベンチはリプレー検証を求めた。「あれだと正直、ダメですね」。反省もあるが、同点は同点。生還すると感情を爆発させまくった。
いつか一緒にお立ち台に立ちたい-。当時監督の恩師・森士氏に期待され、まだ実現できていない。でも必死だ。「今日も暑くて、ユニホーム6着くらい着替えて」。獅子のピースとして燃える、ほえる。大型企画「アオフェス」を赤く熱く彩った。たまには2人で校歌を歌うのもきっと、悪くない。若草萌える武蔵野に、荒川清く流れゆく-。【金子真仁】