<ヤクルト3-7阪神>◇1日◇神宮
雨上がりの蒸し暑い夜も、384日ぶりの勝利なら心地よく感じる。阪神伊藤将司投手(30)がボールもマウンドも滑りやすい雨中のマウンドで5回4安打3失点。25年7月13日のヤクルト戦(甲子園)以来、今季初勝利を手にした。
勝ち投手は「勝手についてくるもの」。それでもいざ手にすれば「やっと取れたのはうれしい」と声を弾ませた。今季の7月11日ヤクルト戦では7回無失点の快投も最終回に追いつかれて勝ち星スルリ。我慢強く準備してきた左腕がようやく運を引き寄せた。
簡単なマウンドではなかった。逆転を許した2回2死一塁でこの日2度目の降雨中断。「難しいと思うんですけど、そこは集中切らさずにしっかり準備していた」。再開後は塩見を三振に仕留め、1点ビハインドで耐えた。直後の3回に森下が逆転&決勝2ラン。再びリード展開で締めなおした。3、4、5回は無安打投球。「しっかり次の登板に合わせてやっていけたらなと思います」と余韻に浸ることなく次回登板を見据えた。
藤川監督も「(3回から)110キロ台のボールを使ってリラックスしたピッチングになった。また次頑張って欲しいですね」と左腕をねぎらった。【只松憲】