【リトルシニア】武蔵府中がV候補取手を 上尾が春の全国王者倒し8強/日本選手権2回戦

8回に2点打を放った武蔵府中・渡部

〈エイジェックカップ第54回日本リトルシニア日本選手権大会〉◇1日◇東京・明治神宮野球場ほか◇2回戦

8強が決まった。上尾(関東連盟)が春の全国選抜大会優勝の守山(関西連盟)を5回コールドで破った。武蔵府中(関東連盟)が春夏の関東王者・取手をタイブレークの末、1点差で振り切り進出した。ほかに中野(信越連盟)、京都(関西連盟)、海老名(関東連盟)、世田谷西(同)、大宮(同)が勝ち上がった。準々決勝は3日に神宮球場で4試合行われる。【赤坂厚】

【延長8回武蔵府中・渡部が2点打】

武蔵府中が取手をタイブレークの末に6-5で下した。終盤3点差を追いつかれる苦しい状況だったが、1死満塁で7回から5番に入った渡部快斗(3年)が左翼線にポトリと落ちる2点適時打を放った。その裏、マウンドに上がった高野煌大主将(3年)が「緊張した」という中で1点に抑えて勝利した。1年時から8度負けている相手を破る殊勲の一打に、渡部は「なんでもいいから塁に出ようと。(打球が)落ちろと思った」と振り返った。小川紀輝監督は「試合のことは覚えていません。いっぱい、いっぱい」と笑い「明日からは失うものがないので持てる力を全部ぶつけたい」と話した。

【取手は3点差を同点も涙】

2回戦で姿を消した優勝候補の取手は守備のミスや2度のけん制死などで攻守に流れをつかめず後手に回った。6回裏に代打斎藤汎志(3年)の2点適時打、7回裏に4番塩田宗佑(3年)の適時打で4-4に追いついて勢いはあったが、先に2点を奪われ、反撃は犠飛での1点に終わった。石崎学監督は「全国大会ではミスをしたら負けます。想定できたミスを練習で詰め切れなかった」と振り返った。三ツ井蓮主将(3年)は涙を流しながら「自分のせいで…目標の日本一を取れなくて…」と言葉を絞り出した。

【上尾小林の4安打など13安打11得点】

強打で関西3位の守山を11-2の5回コールドで下し、ベスト8に進んだ。1回表に2番小林庚奏斗(かなと、3年)、3番廣島舜大(3年)の連続二塁打で先制。2回には5安打、4四死球の打者12人で6点、5回にも4点を挙げて試合を決めた。チーム13安打の中で二塁打2本、三塁打、単打の4安打を放った小林は「1回戦で試合に出られなかったので、今日はその悔しさと、出られない選手の思いをもって臨みました」と笑顔を見せた。溝口勝久監督は「夏の大会前から基本に戻って球に逆らわない打撃を練習して調子が上がってきた」と目を細めていた。

▼2回戦

取手5-6武蔵府中

とかち帯広1-11足利

市川1-4中野

京都7-6中本牧

川崎西0-5海老名

守山2-11上尾

世田谷西1-0横浜都筑

愛知西3-6大宮