ソフトバンクの上沢直之投手(32)が、特別な一戦での快投を誓った。4日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)に先発。それも当日のゲームは「南海ホークス復刻ナイターin大阪」と銘打たれたイベント試合だ。南海ホークスのリーグ3連覇達成時(64年~66年)のデザインを復刻したユニホームも着用する。年1度の大阪開催となるマウンドに上がる右腕は静かに闘志を燃やした。
「いつもとは違ったユニホームを着られるのは新鮮な気持ちにもなれる。個人的に楽しみながら投げられればいいなと思います」
歴史は深い。球団発祥の地は大阪。福岡に移転した89年まで主戦場としていた場所だ。59年には2リーグ制以降、初の日本一を達成。杉浦忠が同シリーズ史上初の4連投4連勝を決める大偉業を成し遂げ、巨人を4勝0敗で下した。他にも野村克也、広瀬叔功、門田博光…。球史に名を残した南海のレジェンドOBは数知れない。上沢は「先輩方が着てきたユニホームで、南海でしか3連覇はしていない。僕たちも3連覇がかかっているし、先輩たちの力を借りていい投球ができればなと思います」と必勝を期した。
チームは12球団最速で60勝に到達し、2位西武とは6ゲーム差。シーズン後半戦はここまで2戦2勝とし、いよいよ独走態勢に突入する気配すらある。上沢は「しっかり(ゲーム)差を広げていくことが大事だと思う。まずは勝てるようにしたいなと思います」と力を込めた。