【巨人】球団92シーズン連続2ケタ勝利投手誕生 井上温大プロ初10勝目「いろいろな失敗が」

広島対巨人 10勝目をあげた井上温大(中央)はチームメートとハイタッチ(撮影・加藤孝規)

<広島0-4巨人>◇5日◇マツダスタジアム

巨人井上温大投手(25)が7回7安打無失点4奪三振と好投し、プロ7年目にして初の2ケタ勝利となる10勝目を達成した。「ほっとしてます」。降板後のベンチでも、笑顔が絶えなかった。球団では92シーズン連続で2ケタ勝利投手の誕生となった。

2回には1死から連打で一、二塁とされるも、広島石原を遊ゴロ併殺で切り抜けた。7回には2死一、二塁のピンチも代打秋山を二ゴロに仕留めた。

「いろいろな失敗があったからかな」。歩みを振り返る。特に今季は「良い間違いをしよう」と心掛けている。内角に構えて真ん中に入るのは「悪い間違い」。打者側にいくのは「良い間違い」。心の持ちようで、失敗の捉え方を変えた。

打線では橋上監督代行の采配がぴたりとハマった。前夜の広島戦はサヨナラ負けで3連敗を喫した。状況打破に2人の沖縄出身ルーキーコンビを起用。育成出身ルーキーの知念は5回無死一、三塁から先制適時打でプロ初打点。小浜も左前への2点適時打で続いた。

指揮官は井上を「自分がチームを引っ張るんだくらいの感じは、シーズン当初から感じてました。うなずける10勝目」とたたえ、起用に応えた新人コンビに「要所で活躍してくれた」と目を細めた。連敗を3で止め、8月初勝利。首位阪神を1ゲーム差で追う。

▼巨人井上がプロ7年目で自身初の10勝。巨人はプロ野球のリーグ戦が始まった36年秋に沢村が13勝しており、これで36年秋から全92シーズンで2桁勝利投手が誕生した(37、38年は春、秋制で、45年はリーグ戦中止)。現12球団でリーグ戦に参加した年から全シーズンで2桁勝利がいるのは巨人だけだ。ちなみに、巨人の2桁勝利は井上で71人、247度目。

▽小浜(5回1死二、三塁、左翼へ2点適時打でスタメン起用に応え)「流れも良かったのでファーストストライク思い切っていこうと思ってた。いいところに飛んでくれました」

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