【とっておきメモ】勝負を楽しむ巨人ダルベック、バッティンググローブの文字「BZ」の意味は…

広島対巨人 ヒーローインタビューを受け写真に納まる巨人ボビー・ダルベック(撮影・加藤哉)

<広島7-11巨人>◇6日◇マツダスタジアム

巨人がシーソーゲームを制して逆転勝ちを収めた。今季最多17安打11得点で首位阪神と1ゲーム差をキープした。1点差に迫った7回1死満塁、2カ月ぶりにスタメンから外れたボビー・ダルベック内野手(31=ロイヤルズ傘下3A)が代打で左翼への逆転の2点適時打を放った。

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試合中、表情を変えない。その姿は来日1年目で、すっかり定着した。4番に座るダルベック。ドッシリした体格も相まって、動じないそぶりが際立つが…。「コーチなんかには『全然楽しんでないね』みたいなこと言われることもありますが、実際は楽しんでますよ。そういう性格なんです」とちょっと笑う。

似たような笑みを見た場面があった。7月24日阪神戦。甲子園には「あと1球」コールがこだましていた。先発才木に抑え込まれた打線は、0-1の1点ビハインドで9回2死。完封負け間近で、ダルベックが打席に入った。その初球、147キロの外角高めをフルスイングで空振り。打席を外すと、ニヤリとした。本人は無意識だった。

試合中は「トンネル」にいるという。「あまり余計なものを見えないようにしてる。感情を出すと、相手に余計な発奮材料をあげる感じがする」。そう肝に銘じながらも、実際は伝統の一戦、その最終盤の勝負を楽しんでいたのだろう。ニヤリ、の後に逆転2ランをスタンドに打ち込み、虎党の表情を凍り付かせた。

バッティンググローブには「BZ」の文字が刺しゅうされている。自身のイニシャル「BD」ではない理由は、それが「be easy」の略語だから。日本語なら「気楽にいこう」。この日も勝負を楽しんだ。【阿部健吾】

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