<DeNA5-10阪神>◇6日◇横浜
阪神が同一リーグ初の3連戦3連敗を阻止し、単独首位を守った。打線に勢いをもたらしたのが、新助っ人のデルミス・ガルシア外野手(28)だった。無死二、三塁で森下が先制の中前2点適時打。大山にも適時打が飛び出し、なお無死二、三塁と押せ押せムードのなか左中間に2試合連発2号3ランをたたきこんだ。
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夢のNPBでプレーするために、ガルシアは堅実で真面目な野球人生を歩んできた。
四国IL高知時代は遅刻が一度もない。集合時間の10分前には必ず現場に訪れるなどチームルールの「先」まで徹底していた。グラウンド整備や打撃ケージの用意も率先して動いてきた。「チームの役に立ちたい」が信念だった。
独立リーグ時代のガルシアをよく知る、高知のチーム強化育成統括ディレクター兼国際担当兼スカウトの青木走野さん(39)は「みんなが応援したくなるし、本当に愛される選手でした」と明かしてくれた。試合中、相手投手が代われば投球練習間にタイミングを合わせる。このルーティンはプロ野球界でも共通事項だが、ガルシアの場合は途中交代した後でもバットを手にタイミングを取っていたという。「休んでおきなよ」と言われても「次に対戦する可能性があるからね。しっかり見ておきたい」と真っすぐなまなざしだった。
1軍に昇格し、わずか15打席以内で1号グランドスラムと2戦連発の2号3ランを打った。描いたアーチはまさに努力のたまものだった。【只松憲】
◆デルミス・ガルシア 1998年1月7日生まれ、ドミニカ共和国・サントドミンゴ出身。15年にヤンキースと契約。22年にアスレチックスでメジャーデビューし、同年39試合で打率2割7厘、5本塁打。以降メジャー出場なし。24年はナショナルズ傘下、昨季は米独立リーグ、今季から四国IL高知でプレー。四国ILでは40試合でリーグタイ記録の18本塁打。188センチ、107キロ。右投げ右打ち。