<広島7-11巨人>◇6日◇マツダスタジアム
広島に原爆が投下されてから81年目の「原爆の日」に「ピースナイター」が開催された。マツダスタジアム開場の09年から毎年、8月に行われており、6日に実施されるのは23年の巨人戦以来3年ぶりだった。
球場には半旗が掲げられ、広島の新井監督はじめコーチ、選手は全員、折り鶴が描かれた背番号86の「86ユニホーム」を着用してプレーした。胸ロゴは平和な未来への願いを込めた虹をモチーフにした「PEACE」、背ネームは「HIROSHIMA」で統一された。広島出身の新井貴浩監督(49)は試合前「特別な日なので、野球ができることに感謝して、試合に臨みたいと思います」と話していた。
4試合ぶり先発復帰の名原典彦外野手(26)も、広島で生まれ育った。特別ユニホームのお披露目会見にもチームを代表して出席した。「小学校のときから8月6日には平和学習もありましたし、平和記念公園に千羽鶴を届けに行ったりする文化がすごく身近にありました。あらためて野球ができていることに感謝しながら、全力でプレーしたい」。
今年5月21日に支配下選手登録されたばかり。特別な1日に強い思いでプレーした。2回に9打席ぶり安打となる右前打で出塁したものの、二盗を狙った際に勢いあまってベースを飛び越えアウトとなった。試合は惜しくも逆転負け。それでもナインは広島を思い、だれ1人諦めることなく全力で戦った。【前原淳】
◆ピースナイター スポーツを通じて平和の大切さを広く伝え、被爆地・広島から平和への願いを発信することを目的としている。旧市民球場時代の2008年8月26日に「折りづるナイター」として初めて開催された。新球場マツダスタジアムが開場した09年からは毎年開催され、8月6日の開催は今年が23年以来3年ぶり6度目。今年は村上水軍の末裔(まつえい)とされるSUPER EIGHTの村上信五(44)が始球式を行い、5回裏終了時には地元高校生とともにジョン・レノンの「イマジン」を歌い上げた。