<ソフトバンク2-6日本ハム>◇6日◇みずほペイペイドーム
日本ハムが“鬼門”を突破した。今季8試合目にしてみずほペイペイドームで初勝利。
新庄剛志監督(54)は前日の試合後に「明日こそは勝ちます」と約束していた。チーム一丸で、公約通りの快勝も「うれしさなんか1ミリもない。だって、毎年戦って今年これだけ負けて、もう何してても悔しさしかなくて」。うれしさよりもこれまでの悔しさが勝った。
試合を決めたのは守備職人のバットだった。野村の押し出し死球で1点を勝ち越した8回。なお2死満塁のチャンスで上川畑大悟内野手(29)が左中間を破る走者一掃の3点適時二塁打を放った。試合を決める一打に「代打を送らずに僕に任せてくれたベンチの思いに応えたいなという思いで、本当に全集中でいきました。」と胸を張った。5月27日の阪神戦(甲子園)では走塁でボーンヘッドを犯し、翌日に即2軍降格の屈辱も味わった。名誉挽回に「たかが1試合。残りの試合で活躍できるように頑張りたい」と引き締めた。
執念の継投策も実った。7回は孫易磊投手(21)が2死から近藤に二塁打を許すと、指揮官は決断した。「あそこで1点あげたくなかったから、『左バッターにいいボール投げてこい』と。1人いってもらいました」。スイッチした堀瑞輝投手(28)が栗原を空振り三振に斬ってガッツポーズ。3勝目が転がり込んだ。
ソフトバンク相手に3勝14敗と、依然として大きく負け越している現状は変わらない。それでも、新庄監督は「ちょっと力みすぎなのかな俺、ガッチガチに。選手の方が力んでないから」と笑顔。肩の荷が下りた新庄ハムの逆襲が始まる。【水谷京裕】
▽日本ハム・レイエス(6回に24号2ラン)「(先発の)細野が強力打線相手に1点に抑えてくれていたので、何とか得点を取って助けたいと思っていた。(一塁走者の)マンチュウ(万波)を返すという気持ちで打席に立った」