<西武2-5ソフトバンク>◇7日◇ベルーナドーム
“代打の神様”が一振りで勝負を決めた。ソフトバンク柳町達外野手(29)が同点の7回に決勝の2点適時三塁打を放ち、2位西武を倒し優勝マジックを2つ減らし35とした。
同点の7回1死二、三塁。大歓声の中、代打で登場すると西武2番手森脇のフォークをとらえ、左中間を真っ二つに破った。今季代打では9打席に立ち6打数5安打の打率8割3分3厘、6打点。小久保裕紀監督(54)も「代打でよう打つね。スタメンでもあのくらい打ってほしい」と笑う。
昨季最高出塁率のタイトルを獲得しレギュラーが期待された今季は不振で2軍降格の時期もあった。だが、代打として勝負強さを発揮している。今季限りで引退する中村晃内野手(36)長谷川勇也打撃スキルコーチ(41)の2人に「1打席しかないので、自分から仕掛けにいくしかない」と代打の極意を聞いていた。ただ一振りで仕留めるのではなく「最大3球使って」と、打席内でタイミングや球質を見極める。
打線は今季苦手の西武先発高橋光に球数を投げさせ6回で降板させ、7回から点数を重ねた。2位西武との3連戦に先勝し、小久保監督も「向こうも3連勝を狙ってきている中で、めちゃくちゃ大きい」と喜ぶ。分厚い選手層で独走の足は緩めない。