<阪神2-3中日>◇7日◇京セラドーム大阪
阪神才木浩人投手(27)が8回無失点と意地を見せた。立ち上がりからエンジン全開。初回に2点をもらってさらに加速するように、すべての球種を使ってアウトを重ねた。114球で8奪三振、被安打2。完封ペースだった。
藤川監督は「十分な仕事。素晴らしかった。集中力も非常に高かったし、8回最後まできちっといってくれた」と絶賛した。前回7月31日のヤクルト戦(神宮)。才木は後半戦最初のマウンドを託されたが2回までに3点を失い、チームも敗れた。そのとき指揮官は「内容というより表情とか戦う姿がもっとほしかった。ピッチングをうまくするのはこの時期じゃない」と苦言を呈していた。
才木は気合のほどについて「結構、普通に」と話したが、思うところがあったはず。マウンド上で喜怒哀楽は出さなかった。失投はほぼなかった。9回、ドリスが逆転されて8勝目は消えたが、しきりに謝ってくる守護神に「(しっかり)シゴトね!」と笑顔で返して、いたわった。
「あの交代はベストだと思う。自分に勝ちがつくつかないは気にしない。チームが負けちゃうのはすごい悔しいですけど。ドリスはまた明日、あさってがあるので切り替えてもらったら」。痛い負け方でも1敗は1敗。才木も投手陣も力強く次に向かう。【柏原誠】