阪神村上頌樹投手(28)が快挙に挑む。首位攻防第1ラウンドの11日、同率首位で並ぶ巨人戦(東京ドーム)で先発。球団初となる巨人戦3試合連続完封勝利を目指す。
「大事な試合なので、本当にいい試合ができるように。試合を壊さないように。先発として、しっかりゲームを作っていきたいなと思っています」
今季の巨人戦はここまで4試合に登板して2勝2敗の五分で、防御率2・48。だが、5月23日(東京ドーム)と7月26日(甲子園)で2戦連続完封勝利を飾った。巨人戦での3戦連続完封となれば、1リーグ時代を含め、70年平松(大洋)と95年ブロス(ヤクルト)の2人しかいない。
球団史にその名を刻むチャンスが目の前にある。虎のエースとして、燃えないはずがない。10日は兵庫県尼崎市内の球団施設SGLで調整。「相手もいろいろ変えてくるかもしれないですし、準備をして、いい状態で臨めるようにしていきたいと思っています」と気持ちを引き締めていた。
伝統の一戦だけでなく、真夏の首位攻防戦にもなる。相手先発が山崎伊織投手(27)であることも発奮材料だ。ともに98年生まれで兵庫県出身。親交もある。奮い立つ要素が盛りだくさん。自然と熱い思いがあふれ出る。「粘り強く投げていければ、チームも勝てるんじゃないかなと思う。負けたくないです。個人としてもそうですけど、チームとしても、阪神対巨人なので。初戦、明日、取れるようにやっていきたい」と言葉に力を込めた。【林英樹】
◆巨人戦3試合連続完封 達成したのは70年平松(大洋)と95年ブロス(ヤクルト)の2人だけ。平松は5月31日(後楽園)7月12日(後楽園=延長10回)同24日(川崎)の3試合、ブロスは8月19日(東京ドーム)9月9日(東京ドーム=無安打無得点)同30日(神宮)の3試合だった。阪神で巨人戦連続完封は今回の村上で9人、11度目になるが、3試合続ければ球団初になる。