<巨人1-9阪神>◇11日◇東京ドーム
阪神が首位で並んでいた巨人との直接対決第1戦を制し、7日以来の単独首位に浮上した。
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切り込み隊長は絶好調だ。阪神近本光司外野手(31)が24年以来2年ぶりの2試合連発。9日の中日戦に続くVアーチで、巨人との首位攻防3連戦の初戦勝利を呼んだ。
0-0の3回1死、巨人山崎の直球を右翼スタンドに運んだ。通算50号。「先制できたので良かった」。今季4度目で最多タイの1試合チーム4本塁打の口火を切った。1回無死の先頭では中前打で、第1打席は驚異の打率4割。連続試合安打は「12」まで伸びた。
左手首骨折でリハビリ中だった5月、母校の兵庫・社の後輩にあたる楽天辰己から贈り物が届いた。中身は以前に辰己が骨折した際に早期回復につながったサプリメントだった。辰己の真意は「使うか使わないかはお任せします。お気持ちです」。後輩の粋な計らいに近本は感謝していた。そんな周囲のサポートもあり、骨折から約2カ月半で1軍復帰。「毎日毎日いろいろ考えながら取り組んでますよ」と今も心の底から野球に打ち込めている。
東京ドームで巨人との決戦中、偶然にも甲子園では社が智弁和歌山との熱戦を繰り広げていた。近本と辰己はそれぞれ母校にバットやTシャツ、ソックスなどを寄付。OBとして大舞台に挑む後輩たちの背中を押していた。社は1-2で惜敗したが、プロ野球界で活躍する大先輩たちのサポートを力に変えて戦った。社にはそんな絆がある。
大事な初戦を取った。12日は第2ラウンド。不動のリードオフマンが猛虎打線を引っ張る。【只松憲】
◆阪神の最短マジック 早ければ15日に優勝マジック33が点灯する。M点灯の条件は、阪神が12、13日巨人戦で○○、14、15日広島戦で○○か○△で、巨人が12日阪神戦から4連敗すること