<日本ハム0-1西武>◇11日◇エスコンフィールド
西武が極めて大事な日本ハム3連戦に先勝し、再び2位に浮上した。1-0の勝利。西口文也監督(53)は「みんな1人ひとりが自分の役割を果たしてくれた結果じゃないですか」と束になった勝利をたたえた。
指揮官が言う「役割」は平良海馬投手(26)やトレイ・ウィンゲンター投手(32)の力投や、決勝打の滝沢夏央内野手(22)の技術、そして代走で登場した高松渡内野手(27)の盗塁成功を指している。
高松は8回無死一塁で代走に送られた。9番カナリオにバントは考えにくく、西武応援席も「走れ、走れ、高松!」とコールする。3球連続けん制で厳重に警戒されたが焦らない。「試合展開も走らないと動かない場面。確実なセーフのために、一番いいスタートで行こう」と吟味し、カウント2-1から走った。セーフ。捕手の悪送球で三塁まで進んだ。今季初出場の試合での盗塁企図はアウト。「ダメなんですけど、気持ち的にはそれで『いくらでもアウトになってもいいかな』と」。むしろ大胆な開き直りにつながって、滝沢の決勝打を生んだ。今季まだ5試合目の出場。関係ない。「いま何をできるか、何をやってのけるか」が全て。そんな時期だ。【金子真仁】