<ソフトバンク16-2ロッテ>◇11日◇みずほペイペイドーム
首位独走のソフトバンクにまた強力な戦力が帰ってきた。昨季MVP左腕リバン・モイネロ投手(30)がロッテ戦で今季初登板初先発し、6回4安打無失点で今季初勝利を挙げた。優勝マジックは32となった。
お立ち台で「タダイマ!」と日本語で鷹党の声援に応えた。「自分の状態がまだ100%ではない」と言うが、ロッテ打線に二塁すら踏ませなかった。予定通りの90球で6回を投げ終え交代。最速は151キロも小久保裕紀監督(54)は「スピードガン以上。昨年よりよかったという報告も来ている。ホップ成分もあがった」と驚く。
来日10年目の今季は長年蓄積された疲れ、停電などが続く母国キューバの練習環境の中、WBCに出場。日本に戻っても左肩違和感を含む上半身のコンディション不良で、ファーム調整が続いていた。
それでも持参のスピーカーで音楽を鳴らしノリノリで明るくリハビリを続けてきた。小久保監督は「できればずっと火曜日で最後までまわってほしい」と中6日でカード頭を任せる考えだ。「現状のチーム状態から最後の優勝に向けてのひとつのピースが埋まるというところ」。打線が16点を奪い貯金は今季最多29。2位西武に8・5ゲーム差となる中で、さらにモイネロが加わった。【石橋隆雄】