【阪神】リスク高い三塁走者を走らせる「新庄式」ヒットエンドラン 超攻撃的タクトで勢い

巨人対阪神 6回表阪神1死二、三塁、適時三塁打を放つ元山飛優。投手山崎伊織(2026年8月11日撮影)

<巨人-阪神>◇12日◇東京ドーム

首位攻防戦の第2ラウンド。初戦に9-1と圧勝した阪神は今日も勝てば2ゲーム差。一気に突き放したい。

前日11日の初戦で勝利への執念がかいま見えた。驚かされるシーンがあった。

6回、リードを2点に広げ、なお1死二、三塁。元山飛優内野手(27)が中越えに2点三塁打を放った。大きな追加点だった。

この場面、実は三塁走者の大山悠輔内野手(31)と二塁走者の高寺望夢内野手(23)は投球モーションに合わせてスタートを切っていた。スクイズではない。ヒットエンドランだ。

元山が空振りすれば、三塁走者はアウトになる。フルカウントだったので、三振ゲッツーでチェンジ。巨人は1点もやるまいと前進守備を敷いていた。厳しい守備網に対して、リスクをおかしてでも、元山のバットコントロールで1点を奪おうという作戦だった。元山はフォークに食らいついて中越え三塁打とした。

試合後、チーム関係者は作戦について当然、口をつぐんだ。しかし、思い当たる節があった。

阪神は交流戦で日本ハムに同じ作戦を仕掛けられている(結果はファウル)。先日の球宴では、藤川球児監督(46)と新庄剛志監督(54)が、そのシーンについて会話したことが新庄監督の口から明かされた。日本ハムの“奇襲”をヒントに、阪神が実践した可能性がある。これまでになかった攻撃的なベンチワークだけに、今後の動きも楽しみになってきた。

【スコア】プロ野球スコア速報>>