【とっておきメモ】楽天前田健太の“コミュ力”の高さ 自分らしくあるために「楽しさ」求める

楽天対オリックス NPB通算100勝のボードを手にする楽天前田健太(撮影・鈴木正人)

<楽天7-2オリックス>◇12日◇楽天モバイル最強パーク

先発の前田健太投手(38)はNPB通算100勝目を飾った。

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楽天前田健の“コミュ力”の高さには驚かされる。入団前に親交のあったチームメートは藤井のみ。それでも、何年も在籍していたかのように溶け込み、チームの輪の中心にいる。冗談めかして同僚や裏方スタッフのことを「全員友達です」と話していたこともあるが、それもジョークには聞こえないほどだ。

自身が高校生だった頃、新たなエース像を模索した。現在よりも上下関係が厳しい時代。ましてや名門PL学園ということもあり、「エース=怖い人」とのイメージが強かったという。「昔はやっぱり近寄りがたい人がエースみたいな。それがかっこいいとされていたんですけど、僕はなんかそういうものを見て、自分は違うな」と違和感があった。

だからこそ、自分らしくあるために「楽しさ」を求めた。「僕は自分の周りには人が集まるタイプでありたいなと。自分がそっちの方が楽しいっていう。やっぱ気を使われたりとかしすぎると僕が楽しめないんで」。そのマインドはベテランになった今も変わらない。

春季キャンプからチームメートと食事に行く機会も多かった。「別に野球だけの話をしても面白くないんで、普通のプライベートの話もしますしっていう感じですかね。そこも皆さんと一緒ですよ。皆さんも仕事の話もするし、多分しょうもない話をすると思うんで、そこは僕らも同じです」と笑う。

心がけていることがある。「堅い話ばっかしてもね。説教する上司ってめんどくさいじゃないですか(笑い)。楽しくコミュニケーションを取って仲を深めるっていう感じです」。楽しさの裏にはマエケンの思いやりがある。【山田愛斗】