【西武】連勝導いた源田壮亮が気にした「日刊スポーツのネット記事って」たゆまぬ探究心と観察力

日本ハム対西武 7回表西武二、三塁、2点適時二塁打を放ち手をたたく源田壮亮(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-5西武>◇12日◇エスコンフィールド

西武源田壮亮内野手(33)が久しぶりに記事の主役だ。2点を追う7回無死二、三塁。ビッグイニングを決定づけた同点2点適時二塁打を打った。

塁上では凝らず、シンプルなガッツポーズ。試合中の球団広報を通じてのコメントにも珍しく「よっしゃー!」と感情を込めた。勝った試合後も「よっしゃー、でしょ。あれは」とニコニコだ。

仲間たちを描く記事の愛好家だ。23年5月、WBCで骨折した後の秘密練習を、記者は偶然目撃した。でも記事化はNGだった。

「ダメですよ。僕は情報隠します。僕はいいから愛斗を追っかけてください。いつも愛斗の記事を書いてますよね」

当時チームメートだった愛斗(現ロッテ)の話題に移しながら、フワッとかわしてきた。

その後も忘れた頃に、記事で読んだネタをつぶやきにやって来る。人への興味が大きく、イタズラ好き。そして観察力も感性も豊か。この日も1軍昇格したばかりの是沢涼輔捕手(26)と一緒にグラウンドに登場するなど、チーム内に“ビッグチェーン”を作る意識も大きい。

先日も自主トレ仲間である育成契約の金子功児内野手(22)が2軍で奮闘している記事を、滝沢夏央内野手(22)と共有して読んだもよう。

その点を突っ込むと、気恥ずかしいのか「そういえば日刊スポーツのネット記事って、アクセス1回でいくらのお金になるんですか?」と話をスッとそらす。その後もこちらの聞きたいことを封じるように、源田記者は「それで、いくらなんですか?」とたたみかけてくる。

その粘りや探究心が“たまらん”守備や、この日のような鋭い適時打を生む。そんな名手に根負けして金額を回答したが、社外秘ゆえ実はダミーの数字だったということは、この記事を通じて源田に伝えておきたい。【金子真仁】