【阪神】母が語る下村海翔「まさかプロになって西宮に帰ってきてくれるとは」実家で食べる母の味

巨人対阪神 プロ初勝利の阪神下村海翔は記念球を手に笑顔(撮影・足立雅史)

<巨人2-3阪神>◇11日◇東京ドーム

阪神が4連勝で2位巨人とのゲーム差を3に広げた。3カードぶりの同一カード3連勝で、貯金を今季最多の14に伸ばした。23年ドラフト1位の下村海翔投手(24)が5回2失点でプロ初勝利。1年目の4月に右ひじのトミー・ジョン手術を受け、今季ようやく実戦登板。5度目の先発で待ちに待った白星を手にした。

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下村の母展子(のぶこ)さん(53)は活発だった下村の幼少期を懐かしんだ。「元気いっぱいで、ずっと外で遊んでいるような子でした。小さい頃はよく叱っていたような」。西宮で育った15歳の少年は強豪校で技を磨くべく福岡の九州国際大付へ進学。中学3年、母から「高校野球で甲子園に戻ってきて」と背中を押され、九州へと出発した。両親は兵庫から車で7時間かけて試合の応援に駆けつけ、寮へ好物を仕送り。青学大をへて、地元阪神のドラフト1位として約8年ぶりに西宮に帰ってきた。

今では月に数回実家に帰省し、母が作った好物の肉料理を食べる。「まさかプロになって、西宮に帰ってきてくれるとは」。わずかな時間だが、家族で食卓を囲み、何げない会話を交わす。「私たちが何も言わなくても、今自分がするべきことが分かっていて、ひたむきに目標に向かって、頑張れるところはすごいなと思います」と展子さん。支えてくれた両親へ結果で親孝行した1日となった。【村松万里子】

◆下村海翔(しもむら・かいと)2002年(平14)3月27日、兵庫県生まれ。小学3年から野球を始め、中学時代は宝塚ボーイズ所属。九州国際大付に進学し、甲子園出場はなし。青学大では23年日米大学野球でMVP。23年ドラフト1位で阪神入り。1年目の24年4月にトミー・ジョン手術。26年5月に実戦復帰し、同年7月2日中日戦でプロ初登板。174センチ、70キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1100万円。