<中日0-11巨人>◇16日◇バンテリンドーム
名古屋凱旋(がいせん)登板で0を重ねた。巨人小笠原慎之介投手(28)が移籍後初めて古巣中日の本拠地バンテリンドームナゴヤのマウンドに上がった。「ピッチャー小笠原」が場内アナウンスでコールされると、スタンドの中日ファンからはブーイング。8秒間にわたって続いた。
異様なムードを快投で切り裂いた。1回に2死一、二塁のピンチを招くも、石川を148キロ直球で見逃し三振。3回にも1死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けた。4回以降は安打を許さず、8回のチャンスで代打が送られた。107球を投げて7回3安打無失点8奪三振と圧倒的な投球で3勝目を挙げた。
打線も奮起した。序盤は少ないチャンスを確実にモノにした。1回に先頭の浦田がヒットで出塁すると、今季31盗塁目となる二盗を決めて無死二塁。佐々木が進塁打で1死三塁とし、中山が定位置守備だったセカンド二ゴロを確実に転がして先制に成功した。
しかし8回に2番手橋本を攻めた。先頭の浦田が一塁への内野安打を放つと、佐々木が死球で無死一、二塁。中山が犠打を試みてファウル→ボールとなった3球目にバスター。猛チャージを仕掛ける相手の布陣を読み切った橋上監督代行の策がハマり、左安打でチャンスを拡大した。その後はダルベックの右犠飛、大城の2点適時二塁打、松本、丸の適時打とつながり、敵失や代走の笹原の走者一掃3点適時二塁打などこの回一挙10得点とした。1イニング2ケタ得点は24年6月4日ロッテ戦(東京ドーム)で3回に11得点して以来、2年ぶりとなった。
打線は前日15日まで5試合連続2得点以下。直近5試合は合計7得点にとどまっていたが、1イニングでここ5試合を上回る猛打を炸裂(さくれつ)させた。投打がかみ合ってカード勝ち越しに成功。バンテリンドームでの今季最終戦に勝利し、同球場での対戦成績を6勝6敗とした。