〈ヤクルト1-2DeNA〉◇16日◇神宮
DeNA片山皓心投手(27)が、6回途中5安打2失点で2敗目を喫した。3回に長岡に2ランを浴びたが、5回は1死一、二塁のピンチを迎えながら、3番宮本を一塁ゴロ、4番増田を一邪飛に打ち取った。
この日の片山は、サングラスをかけて先発した。「(ナイター照明の)LEDがちょっとまぶしいのでつけてたんです」。だが5回に外した。「邪魔だったんで取りました。ちょうど(投手コーチの)小杉さんが来てくれたので、その時にも持って行ってもらいました」。ピンチでギアを上げる姿は、まるでシドニー五輪のマラソンでサングラスを外して金メダルを獲得した高橋尚子をほうふつとさせた。
課題が残ったのは守備だった。3回1死、武岡を一塁ゴロに打ち取った。だが、一塁へのベースカバーが遅れ、一塁手佐野恵太(31)の送球を捕りきれずに転倒した。次打者の長岡に決勝2ランを浴びただけに、痛い連係ミスとなった。記録は佐野の送球エラーだが「佐野さんのトスが、佐野さんが思ってるより多分(自分が一塁に)来てなかったからだと思うんで、そこは課題として練習しないといけないこと。投げるだけでなく、ピッチャースキルとしてそういうところも練習していかないといけない」と反省した。
連勝は3で止まったが、収穫も得た。「ランナーを出して、ピンチの場面を作ったりしましたけど、なんとか粘れた」。5安打2四球の割には、失点は2、自責点は1だった。
さらに「粘れたことは良かったかなと思いますけど。ピンチを作らない方がもちろんいい。ピンチを作らないことを次のテーマにしていきたい」と先を見据えた。相川亮二監督(50)が「彼らしいピッチングをしてくれました」と評価しただけに、また先発するチャンスは巡ってきそう。茨城県北部の進学校、日立一高出身の左腕は、淡々と夏の課題に取り組んでいく。【斎藤直樹】