<DeNA1-0巨人>◇19日◇横浜
DeNAには頼もしいエースがいる。東克樹投手(30)が球団左腕史上初となる4年連続2ケタ勝利を達成。相川亮二監督(50)は「文句なしの投球。1年間ずっと投げて、結果を出す難しさの中でずっとやっている。チームにとって大きな、代わりのいない投手」と最大の賛辞を贈った。
持ち前の制球力で丁寧にコースを突き、凡打の山を築いた。得点圏に走者を背負ったのは2回の1度のみ。7回5安打無失点、無死四球、5奪三振の快投だった。
「開幕前からずっとひそかに2ケタ勝利を狙っていた。球団の歴史に名を刻めたことを本当にうれしく思います」
ただ1人開幕からローテを守り続けてきた。自分に言い聞かせるように「白星に関しては運」や「試合をつくることだけに集中して」と何度も口にしてきた。それでも節目の1勝は格別。試合後のお立ち台では、充実感をにじませた。
チームは“スミ1”でカード勝ち越しを決め、単独3位に浮上した。初回2死一塁から、ヘラル・エンカーナシオン外野手(28)が巨人井上から中前への適時二塁打を放って先制に成功。0行進でリードを守り抜き、DeNA戦9連勝中だった井上に土をつけた。
∇DeNAエンカーナシオン(初回に決勝の適時二塁打)「走者がいたので、しっかりと何とか前に飛ばそうと思った。いい結果につながって素直にうれしい」
▼DeNA東が今季10勝目を挙げ、4年連続5度目の2桁勝利。DeNAで4年以上連続2桁勝利は、69~80年平松の12年、56~64年秋山の9年、82~87年遠藤の6年、62~66年稲川の5年、50~53年高野の4年に次いで6人目。左投手では96~98年野村の3年を上回り最長となった。