<阪神2-1ヤクルト>◇19日◇京セラドーム大阪
ベテラン左腕のまさかの失点も、阪神藤川球児監督(45)は一切責めなかった。
阪神は19日のヤクルト戦で2夜連続で逆転し、連夜の劇的なサヨナラ勝ちを収めた。2位巨人とゲーム差を4に広げ、貯金を今季最多の15とした。
先制はヤクルトだった。0-0のまま迎えた8回。3番手の岩崎優投手(35)が、先頭の長岡に四球を与えると、2死二塁からモンテルを申告敬遠、赤羽に再び四球で2死満塁。西村にも1イニング4個目の四球となり、押し出しで1点を失っていた。
それでも打線が9回に追いつき、10回に逆転。試合後、岩崎について問われた藤川監督は「もちろんプロ野球ですから個人のことをたまに言うことはありますけど、私は全くそう思いません」ときっぱり答えた。
「チームを全体で見ながら一緒に戦っていますので、今日も新人選手がいたように、タイガースの場合は個で見るっていうことを今はしていませんから、素晴らしい仕事を中でやってくれています」
1年を戦えば、こういう時期もある。経験豊富な左腕の存在は大きい。「1度下がった調子というのは、戻すのに少し時間がかかりますので、バランスを整えながら、その間に、他の投手がしっかりとゲームを支えながらボールが戻ってくれば1つずつ上がってくるでしょうし、個に責任はないと思っています。素晴らしい仕事をしてくれています」。実力を知るからこそ、これからの再浮上を信じて疑わなかった。