【巨人】「1軍にいけるのか」代木大和が涙、リハビリ乗り越えケガの功名の新武器で初勝利

巨人対広島 プロ初勝利を挙げた巨人代木大和(右)は橋上秀樹監督代行と握手を交わす(撮影・足立雅史)

<巨人5-0広島>◇22日◇東京ドーム

プロ5年目の巨人代木大和投手(22)がプロ初先発で初勝利を挙げた。愛媛から駆けつけた家族が見守る東京ドームで気迫の投球を披露。76球を投げて最速152・1キロを計測。5回4安打無失点4奪三振と役割をきっちり果たした。

「うーん…、まあ、本当に…」。お立ち台で言葉に詰まり、目頭をぬぐった。24年4月に受けた左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)からのリハビリの日々を思い返した。

2点リードの5回には2死一、二塁のピンチを招いた。3番ファビアンを追い込んで、甲斐捕手のサインに首を振った。「ここはチェンジアップで行きたいという強い気持ちがあった」。空振り三振に仕留めて、雄たけびを上げた。

3月から6月までファーム・リーグに参戦するハヤテに派遣された。先発で回る日々。有銘コーチに勧められたのがチェンジアップだった。「覚えたいと思っていた。肘の構造が変化したおかげで抜けるような形が取れた」とケガの功名の新たな武器だった。

リハビリ中には育成契約となり、「くじけそうな時もあった。復帰した球で果たして1軍にいけるのか」と苦悩した。1人、照明が消えたジャイアンツ球場の室内練習場で、不安をぬぐうようにシャドーピッチングをする姿もあった。

7月、支配下契約70人枠の最後の1人として再契約を勝ち取った。プロ初先発初勝利に、橋上監督代行は「期待以上でしたね。ほんとにいい内容でした」と目を細めた。「チームが勝てたことが一番うれしい!」と声を弾ませた左腕。3連勝とし、首位阪神を追う。

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