<ファーム・リーグ西地区:阪神-ソフトバンク>◇23日◇SGL
左アキレス腱(けん)の断裂から再起を目指す阪神石井大智投手(29)が2軍戦で実戦復帰を果たした。
歓声を受け、4回から2番手で登板。1回を2安打無失点、3奪三振だった。直球は全て150キロ超え。この日最速152キロを計測し、復活を印象づける18球だった。
今年2月の春季キャンプで負傷した。今季中の復帰が危ぶまれる重傷だったが、順調に回復。7月下旬にライブBPで登板し、手術後初めて打者相手に投げた。慎重にリハビリを進め、公式戦でのマウンドは実に329日ぶりだった。
昨季は50試合連続無失点の日本記録を樹立。チームのリーグ優勝に大きく貢献していた。
<阪神石井のリハビリ経過>
◆負傷 2月11日、沖縄宜野座キャンプでの紅白戦でアクシデント降板。本塁後方のベースカバーに走った際に左足に異変を訴えた。処置後は車いすに乗った。
◆辞退 翌12日に帰阪して大阪府内の病院を受診。左アキレス腱損傷と診断され、WBCを出場辞退する旨をNPBに申し入れた。藤川球児監督(46)は涙を流し「また復活する時を」と再起を望んだ。
◆断裂 同21日、球団は石井が「左アキレス腱断裂縫合術」を受けたと発表。当初発表されていた「損傷」は実は断裂だったことが判明した。
◆肉声 同27日、SGLでリハビリ開始。負傷後は初の肉声で「起こったことに対して自分が今できることをやるしかない」と言及。
◆再開 3月3日、SGLの室内練習場で座った状態でのキャッチボールを行った。
◆歩行 4月29日、SGLで屋外で歩行練習を再開。
◆本格 5月2日、室内で本格的なキャッチボールを再開。30メートルほどの距離で力強く投じた。
◆BP 6月28日、SGL球場内でブルペン投球。捕手を立たせたまま約20球を投げた。
◆前進 7月22日、SGLでライブBPに登板。その後も複数回にわたって打者相手に投じた。