【阪神】石井大智、193日ぶり実戦復帰「目標は1軍で…」最速152キロで1回3K無失点 

阪神対ソフトバンク 4回表から登板する阪神石井大智(撮影・石井愛子)

<ファーム・リーグ西地区:阪神3-2ソフトバンク>◇23日◇SGL

左アキレス腱(けん)の断裂から再起を目指す阪神石井大智投手(29)が2軍ソフトバンク戦(SGL)で193日ぶりに実戦復帰を果たした。歓声を受け、4回から2番手で登板。1回2安打無失点。アウト3つはすべて三振だった。

「無事に帰って来られたので良かった。投げた球種も違和感なく投げることができた」

力強かった。先頭に右前打を許すも、無死一塁から緒方と佐倉を2者連続三振。150キロ台の真っすぐでいずれもバットに空を切らせた。その後は2死一、二塁と得点圏に走者を置くも、江崎を3球三振。わずか2球で追い込むと、最後はこの日最速152キロ直球を外角低めへ投じた。カーブ、シンカーも織り交ぜたが、強気に真っすぐを主体で押し込んだ。「自分の求めているものと離れている。ちょっと実力不足」と納得しなかったが、堂々の18球だった。

今後は「明日体の状況を確認してトレーナーに報告してからになると思う」とした上で、「自分の目標は1軍に上がって投げること」と青写真を描く。昨季は50試合連続無失点の日本記録を樹立。無双リリーバーが完全復活に向け、また1歩前進した。【佐藤究】

<阪神石井のリハビリ経過>

◆負傷 2月11日、沖縄宜野座キャンプでの紅白戦でアクシデント降板。本塁後方のベースカバーに走った際に左足に異変を訴えた。処置後は車いすに乗った。

◆辞退 翌12日に帰阪して大阪府内の病院を受診。左アキレス腱損傷と診断され、WBCを出場辞退する旨をNPBに申し入れた。藤川球児監督(46)は涙を流し「また復活する時を」と再起を望んだ。

◆断裂 同21日、球団は石井が「左アキレス腱断裂縫合術」を受けたと発表。当初発表されていた「損傷」は実は断裂だったことが判明した。

◆肉声 同27日、SGLでリハビリ開始。負傷後は初の肉声で「起こったことに対して自分が今できることをやるしかない」と言及。

◆再開 3月3日、SGLの室内練習場で座った状態でのキャッチボールを行った。

◆歩行 4月29日、SGLで屋外で歩行練習を再開。

◆本格 5月2日、室内で本格的なキャッチボールを再開。30メートルほどの距離で力強く投じた。

◆BP 6月28日、SGL球場内でブルペン投球。捕手を立たせたまま約20球を投げた。

◆前進 7月22日、SGLでライブBPに登板。その後も複数回にわたって打者相手に投じた。